
Adobe CS6は、Adobe Creative Suiteシリーズの一つで、Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどのクリエイティブツールを統合したパッケージ製品です。
Adobe Creative Suiteは、グラフィックデザイン、動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアをまとめたもので、2003年に最初のバージョンが発売されました。CS6は2012年5月11日にリリースされたCreative Suiteの最終バージョンであり、買い切り型のパッケージ版として提供されていました。
CS6の特徴と現状は以下の通りです。
- 買い切り型:一度購入すれば継続して使用できる永久ライセンスでした。
- 後継サービス:CS6のリリースと同時に、月額または年額で利用するサブスクリプション型サービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」が開始され、Creative SuiteシリーズはCS6を最後に開発が終了しました。
- サポート終了:CS6のサポートは2014年6月に終了しており、セキュリティアップデートなどは提供されていません。そのため、セキュリティ上の脆弱性などのリスクがあります。
- 互換性:最新のMac OSではCS6を利用できない場合がありますが、Windows 10やWindows 11ではインストールして使用できることがあります。ただし、OSとの整合性や認証サーバーの廃止により、将来的にインストールや使用ができなくなる可能性も指摘されています。
- 機能:CS6では、Illustratorの64ビット化による高速化やインターフェースの変更、線へのグラデーション機能の追加など、多くの新機能が導入されました。しかし、現在のAdobe CCで提供されているAI関連機能などは利用できません。
現在、Adobe社はCS6からAdobe Creative Cloudへの移行を強く推奨しています。
